こんなに流行った糖質制限がNGってどうして?
こんな疑問を持つ女性向けにまとめています。
この記事の内容
- PFCバランスと糖質制限ダイエットとの違い
- 極端な糖質制限がNGな理由とは?
- PFCバランスがおススメな理由
糖質制限は、短期間で痩せられる理由からも大流行したダイエットですが、極端な糖質制限とその食事内容も解析したハーバード大学での研究結果もでています。
PFCバランスを考えたダイエットは、普段のご飯を2、3口減らすだけで、ホカホカのご飯が食べられますよ。
糖質制限がNGな理由、PFCバランスダイエットについても紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
PFCバランスを勧める理由。極端な糖質制限がNGな理由とは。
糖質制限とPFCバランスダイエットとは、糖質の摂り方が違うダイエット法。
ここでは詳しくみていきますので、参考にしてみて下さい。
糖質制限とPFCバランスを簡単に説明
まず2つのやり方、違いについてみておきたいと思います。
糖質制限とは?
糖質制限は有名かと思いますが、ほぼ完全に抜く方法やゆる糖質、一般的に言われてるのは1食の糖質の量を20~40g程度に制限するなどがあります。
食後の血糖値の上昇を抑える、インスリンの分泌を少なくすることで、比較的短期間で痩せることが出来るダイエットとして、流行しました。
カロリーはあまり気にせずにタンパク質、脂質は摂ってもOKと言われてきましたが、実際には、炭水化物抜き、高たんぱく、高脂質など極端すぎるバランスはよくありません。
ハーバード大学の研究結果の高いエビデンスの結果からも極端な糖質制限は危険であることが分かったため、ゆるやかなロカボを推奨されるようになってきています。
PFCバランスダイエットとは?
PFCバランスは、自分の体重・体脂肪をもとに、たんぱく質・脂質・炭水化物の3大栄養素の1日あたりの摂取量を計算して食事をしていくダイエット。
PFCバランスの取れた食事を見直すと、脂質と糖質の量を少し減らした、ヘルシーな食生活になるはずです。
日本人の食生活は糖質を摂りすぎている、食の欧米化で脂質の摂り過ぎになってしまっているので、理想の食事バランスにしてあげるだけで、痩せていくことができると思います。
糖質制限と違って、たんぱく質・脂質・炭水化物のバランスを考えないといけないので、はじめは面倒に感じるかもしれません。
ただ、これは食べてはいけないという食事制限がほとんどないのでストレスも少なく、続けやすいダイエットです。
極端な糖質制限がNGな理由とは?
ハーバード大学の研究結果は、エビデンスとしても十分な内容で、食事内容においても詳細な調査をした結果になります。
その研究結果から、このような記事が書かれています。
この論文から、2食~3食の厳しいローカーボ食を実行すると動物性脂肪・蛋白質摂取が増えること、それに連動して総死亡、とくに癌死、さらに結腸癌と肺癌死が増えることが明らかとなりました。一方、ゆるやかで植物性脂肪・蛋白質摂取が中心のローカーボ食では総死亡や癌死が逆に有意に減ることも明らかとなりました。日本の民間療法では厳しいローカーボ食が横行しており、長期的に見ると危険です。ゆるやかな炭水化物制限と植物性脂肪・蛋白を中心に摂取するゆるやかローカーボ食を行いましょう。
引用元:日本ローカーボ食研究会より
最後に、ハーバード大学の長期研究を紹介しましょう。25年の長期にわたって、炭水化物の摂取量と、病気や死亡率との関係をみた研究です。
その結果、「炭水化物の摂取が多すぎても少なすぎても死亡リスクが高い」という結果が出ました(※7)。炭水化物のエネルギー割合が50-55%の人がもっとも死亡率が低く、40%未満と70%以上はいずれも死亡リスクが高かったのです。
引用元:東洋経済オンラインより
糖質制限では、ご飯やパンなどを食べずに肉・魚を多く摂取することを勧めている内容が多く見られます。
また、早く痩せたい、結果を出したいからと、炭水化物をほぼカットしている人がまだ沢山いるように思います。
その他にも、極端に制限してしまうと、デメリットが多いことも言われています。
- 身体が危機を感じて脂肪をため込み、糖質を吸収しやすくなる。
- 痩せるけど筋肉も落ちてしまい代謝も下がってしまう。
- 糖質をエネルギーに変える力が低下して、たるんだり老けた痩せ方になってしまう。
など・・。
わたしも糖質制限中、こういった知識がなく、人から聞いたやり方でなんとなくやってしまっていました。
ダイエットは、自分自身でも身体や栄養の知識を深めながら進めていくことが大切だということが分かりました。
ダイエットするときに注意したいこととは?
ダイエットをするときの注意もここではまとめていきます。
- 食べる量を勝手に減らし過ぎて、必要なカロリーが摂取出来ていないと代謝が下がってしまう。
- ストレッチや筋トレなどの運動を取り入れた方が、筋肉量を減らさずにリバウンドしずらい身体を作れる。
- ダイエットで基本の水分は十分に、たんぱく質も決まった範囲内でしっかりと摂ること。
- 脂肪が分解されるような身体になるためには、短期間ではなく少なくとも数か月間続けることが必要。
筆者も、手っ取り早く早く痩せたい気持ちがあって、以前は最新のラクなダイエット法などばかり探していました。
けれど、やっぱり軽度な運動は必要ですし、ダイエットの基本事項は守りながら健康的に痩せていくのが結局のところ近道だと思います。
PFCバランスって?どうして痩せられるの?
理想のPFCバランスを整えてあげると、今までの食生活とだいぶ変わってきます。
バランスのよい食事で代謝をあげて、太りにくい身体作りをしていくので、リバウンドがしにくいといえます。
何を食べればいいか、よくないかというのが分かってくるので、太りやすいものや身体によくないものを選ばないようになると思います。
乱れた食事や生活を続けてしまったら太ってしまうこともあるかもしれませんが、PFCバランスを一度やれば、自分の身体に合った食事が身につくというのも大きなメリットだと思います。
リバウンドしたらまた短期集中で痩せればいいと考えるよりも、太りにくい身体作りが大事だというのは、40歳を過ぎて痛感しています。
40歳を過ぎたら、代謝がさらに下がっていき、20代、30代のころのように簡単に痩せずらくなってしまうからです。
日ごろからきちんと食べて代謝を上げて、太りにくい身体を作る食事や運動を身に着けましょう。
PFCバランスについては、こちらの記事を参考にしてみて下さいね。
【体験談】PFCバランスダイエットを失敗しないための4つのコツ
まとめ
今まで主流となっていた糖質制限も、早く痩せたいために極端なやり方をしていた人は、紹介した研究内容などを参考にしてみて欲しいと思います。
自分の身体を大きく変えていくわけですから、きちんとした知識を身に着けて行っていかないといけないですね。
PFCバランスダイエットについては、詳しい記事を書いてるので、是非そちらも参考にしてみてくださいね。